'14年 8月 「三重県のイヤーラウンドウォーク 訪問計画
                                               8.02 記
イベントの少ない8月
  協会の例会参加を予定した 1週目・3週目が 地域行事や私用で歩けず
    後半の「飛騨神岡」くらいしか メドがない
  久しぶりに? イヤーラウンドウォーク(YRW)を物色 ・・

三重県のHP 健康福祉部 健康づくり課のトップページに「ヘルシーピープルみえ・21」として
  ● 通年ウォーキングコース(三重県のイヤーラウンドコース)の紹介を見つけた
    三重県内 各YRWコースの主なルートと写真が掲載されている
  今春 第一回が行われた「いきいき鈴鹿ツーデーウォーク大会」の大会誌も、本の様な厚さで
    鈴鹿市内のウォーキングコースなどが紹介され 県を挙げての取組みが うかがえた

とりあえずは、愛知県寄りのWSを検討
   四日市にもあるが、暑い中 街中はあまり歩きたくない
   という事で、「いなべ市」のYRWを検討する事に


 ウォーキングステーション(WS)
  阿下喜温泉「あじさいの里」
   (社団法人 元気クラブいなべ)
  пF0594-82-1126
  〒511-0428 いなべ市
       北勢町阿下喜(あげき)788
  三岐鉄道「阿下喜」駅より徒歩3分

  毎週木曜 (祝日は翌平日)
  受付:9:30〜17:00
  北コース*: L16(S:11)
   日本唯一の軽便鉄道の
   二つの終点を歩いてむすぶ旅
  南コース*:13q[500選]
   心にのこる昭和の街並みと、
   軽便鉄道が走るいなべを歩く!!
  (* 区別のため 勝手に南北を付けた)
こうした施設のWSは初めての訪問となるため HPを見ると
  「日帰り温泉」と「トレーニングルーム」「休憩室」「レストラン」「物販コーナー」がある
    歩いた後、温泉に入って食事が出来そうだ

  営業時間 11:00〜 !? となっている ・・ 問い合わせると
    「午前9時30分より 館内事務所にて受付をしております
     玄関横のインターホンにてお呼び出しをお願い致します」

  予報を見ると、我家より2℃くらい低い最高気温 ・・ 来週 早々の天気を見て訪問
 8月14日(月) イヤーラウンドW いなべ市 阿下喜温泉「あじさいの里」 16q
予報は午前中は曇り 15時から小雨 最高気温30.4℃
  降らなければ 歩くには 丁度よい天気
  計画通りに 受付時間 9時30分に 「あじさいの里」到着
「営業時間11:00」の看板の後ろのドアに
  「イヤーラウンドウォークは9:30〜受付けます 事務所にお越しください」と 断りがあった

  受付票に記載して、コースMAP(南北両方貰う)
    三重県独自の認証パスポート(無料)や南コースの[500選]などあり
    スタッフさん「委託されているが、スタンプの種類が多くて よく分かりません」
「北コース」16q (ショート:11q) A3のカラフルな印刷物
  上半分がコース 下半分に 写真付きの見所解説が入っている
  コース地図が小さいが 分岐が少ないということ?

「南コース」13q (500選コース) <写真は省略>
  同様のMAP 全体に「員弁川」に沿ったフラットなコース

今回は、少しアップダウンのありそうな 北コースを歩くことにした
  県が積極的にウォーキングを推進しており
  三重県のイヤーラウンドウォークを歩こうというパンフレットまで置いてあった
       (内容はHPと同じものだった)
コースは「日本唯一の軽便鉄道の二つの終点を歩いてむすぶ旅 !!」
  基地から、北西に上がって 戻って来るコース

  員弁(いなべ)川を挟んで、同じ様な路線が2つあり ググってみた
 
三岐鉄道株式会社                        (Wikiより 抜粋編集)
 かつて三重県と岐阜県(関ケ原)を結ぶことを目的としていたことに由来
 セメント輸送が主力であったが、住民や行楽の足として旅客輸送の比重も上がって来ている。
 現在でも三岐鉄道の筆頭株主は太平洋セメント株式会社(小野田セメントの後継企業)
 営業路線は三岐線のみであったが、2003年(平成15年)に近鉄から北勢線を譲受し運行
車両
 北勢線の移行が比較的近年であり、軌間など車両規格がまったく異なることもあって、
 三岐線・北勢線の両路線の間に車両の互換性はまったくない。
 共通点は形式記号と車体塗装だけである。
北勢線
 日本では数少なくなった一般的な営業を行う762mm軌間のナローゲージの鉄道路線の一つ
 路線は1914年に軽便鉄道として開業し、その後 近鉄の路線となっていたが、
 廃止の意向を打ち出したため、2003年4月1日より10年間の約束で
 地元自治体の支援により三岐鉄道が運営を継承 (暫定的に3年延長中)

 ついでに 位置関係を確認しておくと
  いなべ市:阿下喜駅(あじさいの里)

  三重県最北端で
  北に岐阜県:関ヶ原・大垣
  藤原岳の西側は滋賀県:彦根市
開店時間まで1時間あり 駐車場はガラガラ

やっと ウォーキングスタート 向う 北西の山は雲の中
  と思いきや、雨がポツポツ ・・デジイチはあきらめて、コンデジに

  結局歩きだしたのは ほぼ 10:00
「あじさいの里」横の交差点を渡ると
「阿下喜(あげき)駅」 三岐鉄道:北勢線 終点

  「あじさいの里」に来る時に 黄色い電車とすれ違った
  この後は三岐線の近くを歩いたが、写真は撮れなかった
駅を過ぎて直ぐに、員弁(いなべ)
  渡らずに、堤防沿いを北上する ・・ =「東海自然歩道」になっている
  前方の山は、雲の中 ・・ 15時までは降らないという 予報を信じて進む

  前方の山は 採石場のようで半分削られている
    MAPに「藤原鉱山」と書かれている
正面に見えて来たのが、鉱山からの採石を原料にしている
  どうやら「太平洋セメント(旧小野田セメント)」 ・・ 大きな工場だ
歩いている「員弁川」の水面は高くて すぐそこ
  東海自然歩道になっているが、流石に歩いている人はいない

  見えて来た橋がどうやら「前川橋」
「前川橋」で員弁川を渡る
  月曜日の午前 ・・ 大きなトラックが何台も走っていた 橋の向こうがセメント工場

  川幅は広いが底が見えるほど浅い ・・ 水はもちろん透明
橋を渡った所で MAPの注記
  「坂をのぼらず 右のみちを進む」 ・・ 橋から真直ぐに進むと、坂をのぼってセメント工場へ

  右の脇道が「東海自然歩道」 ・・ 緑色の看板もあった(この矢印の角度は悩ましい)
同じ所にあった 「藤原西部農免道路」の説明 ・・道路は、ピンクで表示 (現在地はピンクの左端)
      ウォーキングコースの後半 復路で歩いたのが、このみちのようだ

   藤原岳との間に 三岐鉄道「西野尻駅」「西藤原駅」 ・・ この後向うところ
      セメント工場は 「秩父小野田 藤原工場」と表示されている
「坂をのぼらず 右のみち」に入った所にあった 案内板
   「東海自然歩道」 ・・ 逆光もあるが 元の文字もほとんど消えかけている
   古くなったので、先ほどから見かける 緑色が目立つ大きな案内板を作ったようだ

   MAPをしっかり見て、神社に向わず(右)脇のみちを進む (写真には写っていない)
田圃と村の境界線のような道を進み 信号を渡る(MAPに表示アリ)
  「小さな「東海自然歩道」案内板を目印に曲がる。 見落として直進しないように注意」

  村の中の曲り角で、案内板を見つけられるかと思ったら ・・ 新しい案内板になっていた
「卍」マークの横を通って 「コミュニティ消防センター」を通り過ぎる
  「消防センター」? ・・ それらしいのは、ガレージの上の赤色灯
  最近は「消防団」とは 言わないらしい
採石場が近くなり 山肌に作ったつづら折りの工事道路も見えた
   東海自然歩道は右の村の中を進むが、ウォーキングコースは左の「西野尻駅」へ向かう
「西野尻駅」 かなり広い無料駐車場 ・・ ホームのすぐそばに数台止まっていただけ
  コースは更に 北西に進む ・・ 僅かな傾斜ののぼりが続く
  山裾の 村のみちを進む
民家が増えて来た所で 「左折し、西藤原駅舎へ向かう坂を上る」
   ショートコース(11q)は右折して、復路に向かう
    ・・ 天気は保ちそうなので ロングコースを続ける

   坂を上ると、「にしふじわら」駅のホームが見えた
「西藤原駅」 MAPの解説には
  鈴鹿セブンマウンテン藤原岳の登山口として、登山客らで賑わう三岐線の終着駅です→
→駅にはウィステリア鉄道があり、毎週日曜日にはSL・ミニ新幹線を無料で運行しています
駅前の「藤原岳周辺登山案内図」
  現在位置は、右端中央の「西藤原駅」 ・・ 案内図の左側の太い線が尾根
  その間の 点線が「登山コース」になっている
    このあと向う 「聖宝寺」<西藤原駅のすぐ左上> にも 登山道の点線が入っている
 レポその(3)? ・・ ゴールへ
藤原岳 登山道の案内に従って進む
  右の写真 突当たりには 「聖宝寺(裏) 登山道」の案内矢印もあった
「村社 鳴谷神社」 MAPには鳥居のマークだけ
  その右に、等高線を突っ切ってのぼる「聖宝寺(裏)登山道」・東海自然歩道

  しかし! 階段への道はロープで通れなくしてある ・・ 通行止め!?
    ・・ その時は パニックで写真も撮らなかった事に後で気付く
「鳴谷神社」は 狛犬ならぬ狛猿
   抜け道がないか ウロウロして ・・
結局、「聖宝寺」への表参道?から回ることにした  ・・ 地図に整理すると
   階段を上がって聖宝寺を抜け、坂道で下りる ワンウェイ → 坂道の往復に変更
登山道を調べると 下記情報 ・・ 特に通行止めでもなさそう?

いなべ市のHP [観光-登山道通行止め情報]
  【注意情報】
 ○藤原岳聖宝寺道
  数年間通行止めになっていた藤原岳聖宝寺道については、通行が可能になりましたが、
  途中滑り易く危険な箇所がありますので、ご注意ください。
  また、雨が降ると、登山道が水に浸かり通行できなくなるおそれがあります。
 ※雪がある時期(12月上旬から3月下旬頃まで)は、滑落するおそれがあり、大変危険です。

この他にも、「藤原岳」登山をググってみると 福寿草が人気らしくレポが多数出て来た
  中には、「鳴谷神社」横の登り口には「鹿よけのネットが張ってあった」というのも
  我家が見たのも この類だったのかも
   ・・ 現場写真を撮っていたら、それ一枚で 「通れなかった」で済ませた?

山のレポートの中には しっかり遙か彼方の山の写真と解説まで入れたものもあり
  見ていて飽きない ( ・・ こちらのレポが全く進まない)
戻って、【鳴谷山 「聖宝寺」 サンクチュアリ「萬緑池」】の案内に従い
   「敬善寺」の横を回り込んで進む
坂道をのぼり、駐車場 もみじの庭園・聖宝寺に向かう
駐車場の下は 釣り堀!
  眺望がきかないが かなりの高さ
新しい石碑(平成19年)には 「もみじに映える聖宝寺」の歌
サンクチュアリ「萬緑池」
境内から 一段下がった所に 「鳴谷の滝」
   MAP紹介の写真ほどの水量はなかった
   そばに 「長命水」 ・・ 冷たかった
のぼって来た道を 下り、村を通り抜けて 田圃の中のみちへ
  どうやら 朝、員弁川を渡った所で見た地図にあった 「藤原西部農免道路」
    右手が先ほど歩いた藤原岳のすそ野みち
    左手には国道306号線が並行して通っている
  MAPには「藤原岳を一望できるポイント」と記されていたが ・・ 雲の中だった
ルートは 角の「●材木屋」を目印に 左折 ?
  この辺りは、材木屋さんは多そうだが ・・ 丸太を積み上げていたので左折した

  ・・ 500mほど進んで 「西野尻」の信号交差点に出たので 正解
その後も 国道306号線を何度か横切りながら、ゴールへ向かう
  手前は藤原町民運動場 奥の建物が藤原中学校

  更に進んで、藤原庁舎 ・・ なかなかユニークな建物がある
藤原岳の採石場が見えるところまで戻って来たが、・・ 半分 雲の中
春日神社 ・・ MAP解説に
  「春日神社の獅子舞」藤原仲成の祖神を祀ったと伝えられ、市の無形文化財指定とある
員弁川を渡る セメント工場も見える様になって来た が、雲行きが怪しい
   ・・ 残り 2.7q ここまでは傘要らずで歩いて来たが
「鎌田橋」 老朽化のため 9.0t を越える車両は 通行止め
   なんだか、横を軽自動車が通っただけで 橋が揺れる気分だった ・・ 多分、気のせい
   左奥は 国道306号線の「鎌田大橋」
「鎌田」信号交差点
  ここで左折しかけたが 気づいて直ぐに引き返す
  交差点を渡った先で、左折 ・・ 幹線道路を避けたWコース設定になっている
「大西神社」 ここもMAPに
   神輿を中心に燈明・高張提灯を前後にして、鉦・太鼓を打ち鳴らしながら ・・
   八幡祭が紹介されている ・・ マア、今日は関係ない ・・

とうとう、雨が降り出した ・・結構大粒の雨 ・・ 残り 1q足らず
   軒先を借りて 雨宿り ・・ 雲の流れが早く、様子見 ・・ 2〜3分で止んだ 
「阿下喜の街並み」 ・・ これも解説から
  北勢町の中心阿下喜は江戸時代よりも古くから員弁地域の商業の中心として
  栄えた街であり商店街の小径に入れば白壁の土蔵や土塀が立ち並び往時が偲ばれます
WS 阿下喜温泉到着 13:42
  温泉の駐車場は、ほぼ満車状態だった ・・ 手前はイベント広場兼駐車場(我家も停めたが)

  混んでいたレストランは 温泉から上がってくると ガラガラになっていた
この時期に 日差しがあると結構きついみちになりそうだが
  この日は、30℃を越さなかったようだ ・・ 残念ながら 見晴らしは良くなかったが

  季節のいい頃 眺望やもみじを楽しみながら歩くのにはオススメのコースだった
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