'15年 7月10(金) 鈴鹿市 イヤーラウンド コースを歩いた 13q
                                               7.11 記
天気予報を見ていて 10日から暫く傘マークが無くなった
  急遽 「どか行く?」 という事で
  未訪問のウォーキング ステーション(WST) 「鈴鹿市観光案内所(白子駅前)」へ

 イヤーラウンド歩きを始めて 3年超
   愛知県内と近隣と 前泊 2DWの最寄WSTを ほぼひと回り
     (先回の京都で50ヶ所に ・・ WSTの所在は 県により極端な違い
   近隣で未訪問の 最後のWST(?)へ
 昨年の「第1回 いきいき鈴鹿ツーデーウォーキング」や「熱田-伊勢」で
   白子駅周辺は歩いている ・・ イヤーラウンドのコースは13qと11qで
 後回しにしてきたが、三重県下もいくつかWST廃止に  ・・ ぼちぼち訪問しないと ・・
 
  車を200mほど離れた AEON(サンズ)に止める
「白子(しろこ)駅」西口  ・・ 東口前は何度か歩いているが こちら側は初めて
   駅前は工事中で トラックが何台か停まっていた

前の交差点角に「鈴鹿市観光案内所」 ・・ 入口に「IVV:ウォーキングステーション」の看板
  「ウォーキングをしたいのですが ・・ (ここは)初めてきました」
  スタッフさんが、コースのポイント説明をしてくれた
 13q:「海の見える里山と大黒光屋太夫コース」 ・・ WSTから北の海岸を歩く
 11q:「鈴鹿の伊勢街道と伝統産業をめぐる」 ・・ WSTから南の海岸

 歩くのは、北回りの13qに、MAPは記念に11qのも貰う
  他にも、いろいろなパンフレットを貰った 

 A3 カラーで 写真:コメント入り
  右下スケール:500m 刻みの1q
別に貰った資料の中に 「鈴鹿の週末ウォーク 6」
  E 海の見える里山と大黒屋光太夫 コース 約13q 3時間15分 のMAPも貰った
  A4カラー コース図(YRWと同一だった) 裏面に 写真付きで見所

  「いきいき鈴鹿2DW」で 分厚いコースMAPを受取り面喰ったが
   鈴鹿市独自のウォーキングコース基地も兼ねていた
9:45 スタート
  前のみちを北へ500mほど 目印の「コンビニ」と「銀行」に挟まれたみちを右折(東進)
  近鉄:名古屋線の「地下道を歩く」
2本目の通りで左折 信号には「江島本町」
  ・・ 「熱田-伊勢」では 逆に右折して「白子駅」に向かった (半年前だが、覚えていた)

  ここも「伊勢街道?」と 思わせるようなみちすじ
  目印の「郵便局」もあった
通過目印の「六体地蔵」を通過して
小学校を回り込んで、1本東のみちへ
   800m ほどで、左折 近鉄線路の西側へ渡る
   が、MAPにないみちと合流 ・・ 行き過ぎた?
     (前にも先にも そんなみちは書かれていない)
  左折出来るみちなら ・・ と曲ったみちは 露地みちだった
近鉄:名古屋線 踏切を渡る ・・ 200m ほど先にも踏切 (どうやら向うが 正ルート)
  踏切を渡って 適当に線路わきのみちを 北上

  見所「海の見える岸岡山緑地」の案内板発見!
この日 唯一の上り 岸岡山 44m ・・ 頂上の展望台へ
「海の見える岸岡山緑地」 MAPコメントには
  鈴鹿市東部唯一の緑地で、市街地に残された貴重な緑地空間と自然的景観を利用しています。
   展望台からは、伊勢湾を望む眺望がすばらしく、晴れた日は遠く知多半島や中部国際空港
   (セントレア)が望めます。
この天気では、残念ながら ・・ 見えない

  「眺望を取るか」「日差しの無い気温を取るか」
      ・・ 「曇りでいい」 めずらしく スンナリ全会一致
「岸岡山緑」を下って、近鉄の踏切を越える  見えているのは、「千代崎駅」
「金沢川」を渡る ・・ 右手は伊勢湾にそそぐ河口
  コースは「大黒屋光太夫」関連の施設・記念碑へ ・・ まづは左の「記念館」へ
田圃道を進んで 小学校の向かいに
「大黒屋光太夫記念館」 入館無料 開館時間:10時〜16時
  入口の像は なかなかのイケメン
 大黒屋光太夫は、白子港から江戸に向かう途中、暴風雨に遭い遠くアリューシャン列島に流され、
  10年後に帰国しました。ここでは、漂流記や古文書、ロシアからの将来品等を展示しています。

大黒屋光太夫顕彰碑 「開国曙光」
(当地出身の船頭)光太夫らが江戸に向かったのは天明2年(1782)で、
 アムチトカ島に流され、飢餓と酷寒で、多くの仲間を失いながら、シベリアの
 中心地イルクーツに着いた。先方の引き留めにもあったが、帰国を熱望する
 光太夫は単身ロシアの都ペテルグルグに上がり、女帝エカテリーナ二世に謁し、
 帰国を許された。
日本との交易を国策とするロシアは、施設と共に漂民を送還、根室に着いたのは
 寛政4年(1792)のことで、十年ぶりに、帰国できたのは光太夫・磯吉・小市
 (のちに同地で死亡)の三人であった。
翌年、十一代将軍徳川家斉の面前で行われた光太夫・磯吉の報告は実に的確で、
 その体験・見聞とも江戸時代の日本にとっては貴重な情報であり、蘭学者の
 桂川甫周により「漂民御覧之記」や「北槎聞略」という書にまとめられた。
光太夫は、文政11年(1828)78歳で没し江戸本郷興安寺に葬られた。
                      平成22年8月 大黒屋光太夫顕彰会

ジョン万次郎がアメリカへ漂流したのは
天保12年(1841年) ・・・ 日本に帰国したのは嘉永4年(1851年)
ペリーの黒船来航は嘉永6年(1853年) ・・光太夫没後25年
歩道橋を渡り、露地道を通って
海岸の「若松緑地」へ
   日本の南で台風が3個発生のニュースはあるが、こちらの海は穏やかだった
「若松公園」
  堤防には絵巻物風に描かれた「光太夫漂流順路図」には、苦難の10年間の顛末が記されています。
  また、帆船エカテリーナU世号をイメージした遊具があり、楽しむ事が出来ます。
遊具 と 漁港らしい「コウナゴ(小女子)」(=イカナゴ)? の日干し
港を眺めながら、来る時に渡った 「金沢川」を戻って
露地みちを通って 海岸へ = 千代崎海岸海水
  ほぼ2q 海岸を南下

   ・・ 少し青空が見えた 予報は 6-9:曇り 9-12-15:晴れ
      もう少し、日差しを遮ったままで いてくれ
千代崎海岸海水浴場
  伊勢湾では三重県内で最も北にある 7月3日(金)海開き
  平日のこの天気では、スタッフさんが見回っていただけだった
ひたすら 南下 ・・ 海の色が変わった  が、遠望は効かず
「白子漁港」を避けて 堤防から「江島公園」に下りる ・・向かいに「江島若宮八幡宮」

  ・・ 途中 「駐車禁止 鈴鹿市相撲連盟」の張り紙
  少し進むと 「追手風部屋」
   そういえば、名古屋場所が日曜日から始まる
   今朝(11日)の新聞に番付表が出ており 思わず探したら ・・ 「遠藤」
   期待の「遠藤(東前頭十二枚目)」  ・・ 12:25 昼になり見物客は帰った?
「漁港」を回り込んで 「白子港緑地」へ
「白子港緑地」
  大黒屋光太夫率いる「神昌丸」が、江戸に向けて出帆した場所です。
  約200年前に出帆した港は新しく整備され、記念のモニュメントが建てられています。

  郷土の彫刻家 三村力氏の制作にかかるモニュメント『時の軌跡』
  史実は名作 『おろしや国酔夢譚』(井上靖 著)に詳しい
「白子漁港」脇を戻り 駅前に向かう
  「白子小学校北」で右折(北進)して
「伊勢型紙資料館」 入館無料 開館:10時〜16時
  伊勢型紙資料館は、江戸時代末期の建物で白子屈指の型紙問屋であった
   寺尾斎兵衛家の住宅を修復して、型紙資料などを収蔵・展示しています。
   寺尾住宅は、型紙関係の商家として、また、町屋建築の代表例として
   市史跡に指定されています。

 頂いたパンフレットには
  伊勢型紙は、千有余年歴史があるといわれ、友禅・浴衣・小紋などの染色に
  用いられてきました。その精緻な技術と文様の美しさは、人々を魅了し、着物文化の
  中で大きな役割を果たしてきました。 ・・・
 
 ●伊勢型紙の工程(主な場所)
  1.楮(こうぞ)を栽培する  <高知・栃木>
  2.楮から和紙を作る     <美濃市>
  3.和紙から型地紙を作る  <鈴鹿市>
  4.型地紙に彫刻をする    <鈴鹿市>
  5.反物にする          <各地>

  現在では、着物を着ることが少なくなっている
    型紙そのものを額に入れ 作品として扱う新しい動きもあるそうだ
白子駅
  東口には「潮音」
    コースとは少し異なるが、跨線駅コンコースを通り抜けて
  西口に「薫風」 ・・ こちらは工事中
13:00 ゴール  ・・ ぴったり 3時間15分 (鈴鹿週末ウォークの設定通り)

  入口の「御姫様だっこ」の関取り 意味が分った

 梅雨の合間
  午後から青空となったが30℃ 前にゴール

  白子駅周囲は「旧伊勢街道」を
  何度か歩いただけで
   「海の見える岸岡山緑地」や
   「大黒屋光太夫会館」は 初歩き
    興味深く歩けた

  11qの南コース
   「鈴鹿の伊勢街道と伝統産業をめぐる」は
   もっと歩いているようだ

  コースは分りやすい
  近鉄越えの踏切
    珍しく手前でコースアウト
      (通り過ぎが多い)


 三重県の未訪問は
  伊賀上野・松阪・伊勢・志摩 ・・ 遠い
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