'15年 10月2日(金) 広島県三原市のイヤーラウンドウォークを歩く
                                               9.25 記
今年も「しまなみスリーデーマーチ」を 尾道からの2日間:Dコースに 参加計画(3・4日)
 移動日の10月2日:昨年初めて歩いた 三原市の 別コースを歩くことに

 ウォーキングステーション:三原観光協会WST.三原  пF0848-63-1481
   場所:JR 山陽本線&山陽新幹線三原駅 構内 徒歩1分
   コース:19・16・11q/[500選 広島-8・10] 10・13q
 昨年は Bコース:16qを歩いた
   B.筆影山から瀬戸内海展望と市街地を巡るコース(Part.2) 距離16.1q
 このWSTで 他に、歩きたいコースは
   E.人情豊かな石仏の里、風光明媚な佐木(さぎ)島を訪ねるみち.13q
   
昨年の「筆影山」展望台から 佐木島が見えた
  (残念ながら 何枚か写したが 全部 ボケボケ) 正面 2つの尖ったコブのある島
  船は苦手だが、島を一回りするコースはめったにない ・・ 「一度は歩いて見たい」と思った
左図 三原駅〜筆影山(昨年歩いた)  目の前に佐木島
  しまなみ3Dはその東側の(向島-因島-生口島) 地図の赤線(サイクリングロード)
右図 前回WST訪問時入手のコースMAPから
  MAPは「さぎしまガイドマップ」を下敷きにしており、徒歩 約4時間とある

 さぎしまホームページの さぎしま紹介には
  風光明美な美しい二つの島(佐木島周囲12q、小佐木島3q・戸数434戸・人口838人)
   これが、私たちの島「鷺島」です。
  人々は人情味豊かで信仰心が厚く、「和霊石地蔵」「山頂観音」「八十八地蔵」等
   多くの社を奉っています。
  かっては、農業を中心に「耕して天に至る」と言われてたように、少ない土地を切り開き、
   朝早くから夜遅くまで、実によく働きました。製塩業や船舶業も盛んでした。
  現在では、島外への通勤が主で、農業は柑橘類・ワケギ・メロン等野菜が栽培されています。
   過疎・高齢化が進んでいますが、17年続けてきたトライアスロンさぎしま大会・
   一周ウオーキング・大平山ウオーキング等で鷺島のPRに努めています。

 船便少なく、山に上る時間はなさそうで 時間の限り 観光歩き?

 ********************       10.02 記
 予報では、我家から最寄駅までが「雨」 降水量:5o
   現地は日曜日まで大丈夫そう
  靴をどうするか ・・ 出発ぎりぎりに決めることに

  むしろ、「佐木島」への25分間の渡船時 風速2〜4m
  只さえ「船が苦手」なので そちらが心配に ・・ これも、現地に行ってから
YRWの元締めの「日本市民スポーツ連盟 -IVV Japan-」のHPを見たら
  トップページのニュースに  2015年9月10日 付けで
  1年間で「30 イヤーラウンドコース踏破で特製ワッペンをプレゼント」の案内

  「イヤーラウンドウォーク」普及の手立てのひとつで、何もしないよりはいいのだが
   「異なる 30コース」を歩ける地域は 大阪府周辺・京都府周辺・首都圏くらい
   ウォーキングステーションが15個所になった、愛知県で すでに達成が難しい
    これを機会に、各ステーションでの新コース設定が増えればそれなりの効果だが
    安易な ショートコース追加では あまり歩く楽しみはない
  ウォーキングステーションが1ヶ所〜数カ所(0の所も)の県も多く、そうした所が
    これからも 維持・活用されるような 方策も取り組んでほしいものです
三原市のYRW Eコース:「佐木島」を歩いた 13q
起きた時に降っていた雨もやみ ノーマルのウォーキングシューズで3日間歩く事に
  新幹線は早朝の「静岡で強風の影響で5〜10分の遅れ」を引きずったまま三原駅到着
  船の時間には余裕があったので あせりる事はなかった
10:15 三原駅 構内にある「三原観光案内所」がWST

  「イヤーラウンド ウォーキングに来たのですが」というと
    申込帳と、IVVスタンプを用意しながら
    「あぁ ウォーキングですね。 コースはどうされますか?」
  「昨年筆影山を歩いたので、今年はEコース 13qにします」
    「愛知県」という、住所を見て 「コースMAP」の他に
    「島歩き さぎしま 八十八ヶ所 巡礼マップ」を貰った ・・ コメントがあり確認しながら歩く
  「コースMAP」は昨年 白黒版を貰っていたが、今回受取ったのはカラー
  MAP内の注記番号の説明書はなかった
    (このMAPは 「さぎしまHP」にもある「さぎしまガイドマップ」を下敷きにしている)

  申込帳には 連日のように三原のYRを歩いている人の署名
     時々奥さんらしき名前が混じっていた
三原港は 三原駅から真直ぐ海に向かって約5分
  駅前からその向こうの「筆影山」も見えている

  三原港到着 ・・ 桟橋が幾つかあり、乗船するフェリー乗り場を探す
  瀬戸内海の重要なターミナル港で、地図には 航路が幾つも書いてある
「鷺・因島方面 のりば」は、フェリーのりば
  向田行き・瀬戸田行きの切符は 船内にて行います
  「鷺行き」は自販機があった
    「佐木島」はもともと「鷺」の文字を使っていたようだ

  「しまなみ海道」開通以前は 随分賑わっていたのだろうが
  立派な建物の割には 人が少なかった
我家からだと、始発でも 「9:25」に間にあわず
  「10:55」乗船は少し余裕のある電車だった

  フェリー乗り場の横に「佐木島」の案内 ・・ 「筆影山」からの写真らしい
エンジン音が少し大きくなったと 思ったら動き出していた
  向かう「佐木島」 手前にあるのが「小佐木島」
  心配していた、波は殆どない
  いつ、スピードを上げるのかと思っていたら そのままのスピードで「鷺港」まで進んだ
船の右手(西側) 正面が「筆影山」

  右端の白い建物付近の「三原港」から、写真右横から廻り込んで来た
船の東側にまわると 左奥に 記憶に有る「因島大橋」の門型の主塔2本が見えた
  (持っていた地図と 突き合わせて この方向に、見えるかも ・・ と探して判った)

  しっかり晴れて よく見えた
燈台の左に回り込んだ所が 「さぎ港」だった

  ここまで 島に近づくと、尖った山が判らなくなった
   (左下は フェリーの造る 穏やかな波)
 「歓迎 ようこそ鷺島(さぎしま)へ!!」 と
 「トライアスロンのまち」のゲートに迎えられる  11:20
  今年も '15.8.30に 「ショート・ディスタンス 制限4時間」 第26回が開催されたようだ

 トライアスロンをググると
 距離など「国際トライアスロン連合」が定めた規定がある
  ショート・ディスタンス:スイム1.5q・バイク42q・ラン10q (=オリンピック・ディスタンス:OD)
  ロング・ディスタンス:スイム4.0q・バイク120q・ラン30q 制限10時間を越す事も
  アイアンマン・ディスタンス:スイム3.8q・バイク180q・ラン42.195q
    アイアンマンレースを17時間以内に完走すると"アイアンマン"(鉄人)の称号を受ける
  他にも、ODの約1/4や1/2 2倍・3倍の規格など

  2000年 シドニーオリンピックより正式種目になった
    競技時間・コース設定などから「ショート・ディスタンス(=OD)」で実施
MAPには これが「コース」といった表示はなかったが
  島内一周12q 約4時間の目安に従い、今回は 太く表示された(幹線道路)を一周する事に

  フェリーに同乗していた 島民外らしき一組は、自転車を借りたらしく 逆回りして行った
  最初の分岐も 迷わず左の メイン道路を進む

  歩き始めてすぐに、「狗山(いぬやま)登山口」 左に見えている山 250.6m 
「佐木島の八十八ヶ所 お大師さんめぐり」の石仏
海岸から外れると 峠道になる
峠を越えて見えてくるのは 三原市から「マッサンの竹原市」に続く 呉線のある海岸線
  (翌日のウォーキング中に 前泊して「竹原に」行って来たという参加者さんとも話した)
対岸(本州)全景

 島歩きMAPには 「夕日海岸を歩こう」
  長浜海岸は400mも続く白い砂浜。
  ハマボウフウ・ハマゴウなど砂浜ならではの植物観察も楽しめる
 砂浜が狭く感じられた  ・・ 後で判ったが 満潮の時間だった
砂浜を振返ると 距離はありそう  ・・ 見えているのは 「寺山 155m」
  
 「幸神(さいのかみ)登山口 大平山頂上まで1.6q 50分」
   大平山:島の最高点 267.5m と それ程高くはないが、海抜0mからの
        正真正銘の高さ ・・ かなり、上り応えがあるらしい
       「360°の大パノラマ」 頂上には手づくりのベンチやテーブル
       三原市民にも人気のトレッキングコースらしい

  全部で 4本の登山ルートがあり 縦走する「さぎしまアルペンルート」は
    「狗山登山口」-2.5q:90分-狗山-1q:50分-大平山(たいへいざん)-
    -1.7q 50分(下り40分) -「向田登山口」
   全部で 5.2q:3時間 登山口までの往復を入れると 4時間 次回訪問時のコース案?
南北に長い佐木島の中間部分を南下中 ・・ 左手の山が 大平山
  ここからだと、それほど 尖った山には見えない

  小さな岬のつけ根越え 「第五北川丸遭難慰霊地蔵」
    事故現場を望む丘には 「慰霊碑」がある
    昭和32年 佐木島沖で座礁沈没 旅客船 死者行方不明 113名
島めぐりマップには ・・ 「(本州)幸崎の造船所が見える」となっている
  正解なら「右端の造船所:地図で確かめると、4.5q先」
  正面・左側に 向田港に出入りするフェリー  その奥は 高根島(山は310m高根山)
しまめぐりには「三菱サギセミナーセンター(宿泊OK)」と書かれていたが
  「三原市サギセミナー・センター」の看板になっていた
  門のプレートは「三菱重工労働組合三原製作所支部 研修所」となっており
   横に 「寄贈 平成26年3月31年」 ・・ 昨年3月末の事

 しまめぐりMAP:そばの大きなグランドが 「トライアスロン メイン会場」とコメントされている
島の南端側の「向田港 海の辺の巡礼ミニコースの島」「トライアスロン界の登竜門」のゲート
  赤い桟橋の手すりが見える
「磨崖和霊(まがいわれい)石地蔵」 海につかるお地蔵さん 正安2年(1300)に彫られたもの
  高さ約2.7mの花崗岩に刻みこんだ 半肉彫りの地蔵本体は95pあるらしい

  見回すと、桟橋の前に 海水につかった岩と灯籠があった
桟橋にまわると 肩までつかった お地蔵さんが見えた

  先ほどの砂浜が狭かった訳だ
  「さぎ港」で別れた お二人さんとここで すれ違った
「第二十五番 本尊 地蔵菩薩」
  弘法大師が海で働く海上安全を祈念して建立したのがはじまりとされています。
  ・・ ここの お地蔵さんは 岩をくりぬいた所に建立 ・・ 一段と有難みがあるように思える
「向田港」 入口のフェリー桟橋の奥の入江
  向かいの「割石(われいし)半島」に抱かれて 深い  ・・ 天然の良港?

  正面の山は (多分)隣の「生口(いくち)島:しまなみ海道スリーデーのコース」
「向田登山口」大平山山頂まで 1.7q:50分
  下の建物は「さぎしまふるさと館」:旧向田小 校舎を利用した手造りの民俗史料館
島めぐりMAP  レトロな木造の洋館 (元農協跡)
  向田の集落を抜けて 峠道から島の東海岸へ向かう
峠道から振返ると 「向田の集落、遠方に三原のまちが見える」 ・・ かすかに海 その向こうのまち
峠を下りてくると今度は正面に「生口島が見える」
  (地図を見ながら解読すると 多分) 正面が牡蠣山:408m  右手に観音山:472m
   翌日歩くのは 手前の海岸線の予定
連続写真で 右(南)側が上と同じ「生口島」 手前の小さな3つの島が「下鷺島」
  左(北)側に 「因島」と手前の 小さな3つの島「上鷺島」
  ・・ これも、「島めぐりMAP」の情報と突き合せながら歩く

  こちら側は、島影が折り重なって どこまでが、一つの島か判別が難しい
少し進むと 「生口大橋」が見えてくる
   右側に 主塔から斜に張られたワイヤーで吊られる「斜張橋」 790m ここを翌日渡る
   左側の橋桁も「しまなみ海道」(この部分は車両専用部分で、歩くのは下の一般道)

  翌日判ったのだが、
   前回までとコースが変更になっており、写真の海岸線を歩いた
海岸の
  広いお庭のお宅  じっとしてるポニーに 良く出来た置物かと思ったら
   首を振って、こちらを見たのでびっくりした
「須ノ上地区」集落入口にあるパン屋さんは「定休日」  (島めぐりMAPにも記載されている)
  ここまでで、開いていたお店は さぎ港横の「JAマート」だけだった。

 島めぐりMAPにも "佐木島からのお願い"として
  島内には公共交通機関がありません。お店も少ないためハイキング、ウォーキング等に
  来られる方はお弁当・飲みもの等ご持参される事をお勧めします。

  島内を一周する 県道佐木島線:361号の通行量も少ない
少し、海岸線を離れて 「須ノ上地区」の集落の中を進む  ・・ 道路脇のミカンも収穫が近い?
この辺りの 紋が入った棟瓦 や楽しい?飾り瓦 ・・ なかなか立派なお宅が多かった
「生口大橋」を挟んで 左(北)が因島 右が生口島  右手前が歩いている佐木島
  橋の「二つの主塔」の奥は 小さな島 ・・ 「生名島」?
  大きな川の両岸にも見える
ゴール直前 「さぎ港」 ・・ フェリー乗り場は正面白い建物(JAマート)の向こう側
   目の前を フェリーが通り過ぎて行った

14:10 フェリー乗り場に着いた時には出て行った ・・ 右写真にフェリーのかすかな白い航跡が見える

  14:05のフェリーは出た  ・・ 12q/2時間45分
       もともと、観光歩きで 案内にある 約4時間ほどかけるつもりだったが
  15:41 元々予定していた 高速船 
     時間はたっぷり(1時間半)あるが) 日差しがあり結構疲れて 付近を歩きまわる元気は無かった

  その次の船は 19:00 ・・・ 翌日40qWを考えるとそこまで遅くはなりたくない
遅めの昼食の後 桟橋周辺をぶらぶら
船からも見えた 「因島橋」が はっきりと見えた
帰りの切符は窓口で買った ・・ 地元の人達は、10分前にやって来た

  船の名前は「しまなみ」 翌日から歩く「しまなみ海道」に合わせたようで気分がいい
  流石に「高速船」 波を蹴立てて進む  フェリーは25分掛かったが こちらは13分で三原港へ

  尾道駅前には、スリーデーマーチのテントが張られていた(この日ここでのイベントはない)
    宿への途中で この日30qを歩いた愛知の快足ウォーカーさんとばったり出会う
    翌日からは、40・40qで 尾道〜今治へ向かうそうだ
昨年の「筆影山」から見えた「佐木島」 ・・ 晴れて眺望の良い日に歩けた
  尖がった山の形が気になっての島内一周だったが、足元から見ると
  あまり 山の形は判らなかった ・・ 山はやっぱり「遠くから眺めるもの」らしい
 
 島内一周で見所もあるが それも殆どパス (中盤以降は、体力・気力も怪しかった)
  もう少し細かく、時間配分しなければと反省 (なにしろ、せっつき虫さんと一緒だから)

 山の高さはそれほどでもないが、縦走コースが人気 ・・ 次回の候補に
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