'15年 2月22日(日) 名鉄ハイキング 三河線廃線ウォーク 10.5q
                                               2.22 記
 今週は、タイミングが悪く 動けそうな平日は「雨予報」
   急遽探した この日も「午後から雨の予報」 ・・ 午前中もつなら
   ほぼ3年振り3回目の名鉄ハイキングに 「お一人様」参戦を計画

 副題として 「春の息吹感じる勘八峡から廃線跡地を巡るコース」の補足
 □ 見どころ
  廃線から10年、惜別の思いを馳せ風光明媚な勘八峡を巡りながら
  当時の面影を残したホームやレールの残る枝下駅跡・三河御船駅跡を訪ねます。
 □ コース
  平戸橋駅→平戸橋公園→豊田市民芸館(9:00〜)→前田公園→三河御船3号踏切跡
  →御舟石→御船川橋梁跡→枝下駅跡→三河御船駅跡→猿投駅

  地図で一通り調べてみたが、一部のポイントは不明
  廃線は、航空写真からの推定
    猿投駅西の「井上公園」は 豊田市YRW BコースのWSでそこから 北には何度も歩くが
    この地区は 行った事が無い
   
 
 □ イベント概要
  スタート平戸橋駅
  受付 8:30〜11:00
  ゴール 猿投駅
     15:00まで
  難易度:: ★(安易)
  距離:: 10.5km
   2時間40分
 

 豊田市は、県の中央部だが
 それより東は山間部
  
  豊田市駅から更に北へ ・・ 交通の便が悪く・天気も怪しいとあって どんなイベントになるのやら

   *****  ** **  *****
 2月も中旬に入り ツーデーシーズン突入だが   ・・我家は「開店休業」状態
  そんな中で 昨年初参加した
   「大分豊後水道絶景ウォーク」 2.15 開催するも 1日目と2日目のステージを春・秋に分離開催
     実行委員会から、丁寧な案内状を頂いたが、事実上の2DW廃止
   「まるごと立山2DW」・・ 「称名滝」が半分雲の中で、宿題残りだったが ・・ここも、無くなった
   「下呂2DW」・・一昨年の初参加、雨でコース短縮 (昨年は、所用で行き損なった)
     大多数が市民の、超ローカールなイベントだが 山歩きの面白いコース・・ここも、無くなった
  廃止される前に歩けてラッキーなのか、我家が歩くと廃止になるのか (・・ そんな訳はないか)
  無くなる前に、ひと回りしたいが
  当分 土日は動きづらく、近場の「淡墨桜」「名古屋」「長良川」を、などの参加を研究中
    とはいえ、当日 電車移動では 選択コースが限定される ・・ ウム〜 悩ましい
  
三河線廃線ウォーク 「春の息吹を感じる勘八峡から廃線跡地を巡る」コースを歩いた
スタート駅の平戸橋駅 普段は無人駅だが この日は大勢のスタッフさんがお出迎え

   予報は「午前中曇り 午後から雨」 ・・ 出かける時には、ポツポツと降っていて
    少し迷ったが 思い切って出かけた
受取った MAPはA4 地図自体はかなり省略され、これだけで歩くのは無理
   勿論、矢貼りが「これでもか!」と 取り付けられており MAPで確かめる必要はない
   しかも ほぼ受付時間に行ったが 受取ったMAPのbヘ250番
    歩いている間は 先行者が見えていて コースで不安になる事はなかった

例によって、コースを地図乗っけてみた  ・・茶色く見える建物以外は、田圃と林
    コースの難易度:★ (比較的平坦で標高差の少ないコース)となっていたが
    丘陵地帯で、小さなアップダウンの続くコースだった
  アップダウンが判りそうな地図を探したが、小さな高低差でそこまで表現出来るものはなかった
  結局、廃線跡がほぼ読み取れる 「国土地理院」の地図を使った
8:35 駅から北側に向かって 「平戸橋」交差点を目指す
   右側写真は、「平戸橋西」信号交差点 ・・ 左折→右折 で「平戸橋公園」に向かう
   南から回れば、YRWで歩く「枝下用水路」沿いの 遊歩道になるのだが、微妙に遠回り
   今回は、「廃線跡地を巡るコース」で 「用水路は、お呼びでない!」らしい

   という事で ・・ 少しは「廃線跡」を 歩かせて貰えるのだろうか?
「平戸橋公園」入口から 矢作川に架かる「平戸橋」
   雨が心配だが、気温は 早くも 10℃ 近くあり 穏やかな天気
「愛知縣下 新十名所 平戸橋勘八峡」 昭和二年に選定とある
   公園の中を進んで 「豊田市民芸館」から 「前田公園」へと抜ける
「洞ヶ峰 前田公園」 いきなり 長〜い階段
1段が微妙な広さで、同じ足で階段を上ることになる  ・・ 時々、足を換えながら 上りきると
   「観音像」が、お出迎え
振返ると ・・ 残念ながら、矢作川・平戸橋も 水煙に煙っていた
崩れた?石の鳥居  ポツンと休憩所 ・・ 広さはあるが、「公園」というには、中途半端な状態
昭和9年に作られた公園  ・・ 戦争前後で破壊されたとある
   遊歩道は整備されているので ・・ 現在、修復中?
少し広い道路を横断して、農道のような 狭い道を進む
   右の写真、目を凝らせば 薄らと見えているのが「猿投(さなげ)山」の山影
   田圃道を進んで
「三河御船3号踏切跡」 ・・ 奥の矢貼りは、線路跡へとなっている
   これより、「廃線ウォーク」の開始!
この廃線跡は  砂利で枕木が埋められているが、まだ レールも枕木も残っている
   両側に、竹やぶや 雑木林が迫っている

   雨に濡れているが、気持ちの良く歩く
 と、思いきや 早くも廃線跡から、出る事に
   歩けたのは 2〜3分
   両側が林なので、長く歩くと飽きるのかもだが ・・・
廃線跡から下りると 「御舟(おふね)石」  ・・ これを見せるために 廃線から出た?
   ちなみに町名の「御船」は「みふね」町と読む
説明にある「猿投山上」の2柱 ・・ 見た覚えがある
  

 '09.9.14 猿投山にて
  「御船石」 ・・ 「おふねいし」と読むのコメント
  こちらの看板には「船」の字が使われていた

 「神様が乗ってきた船が、石になった」らしいが

 上の写真と、並べて見ると
  あまり、セットとは考えづらい
  ・・ と いってしまったら、「身も蓋も無い」?
廃線跡から林を下ると
 ・・ 短いが かなりの傾斜の下り坂
   途中は 湿地の中に、板敷きの遊歩道 ・・ 雨に濡れており、滑りそうに

   こんな 林の中にも 「名鉄 ハイキング」コース案内のフラッグがぶら下がる
林を出た所に 「シデコブシ自生地」の看板 ・・ 歩きながらの、斜め読みで
  「 ・・ 世界的にも東海地方に固有な植物 ・・ 準絶滅危惧 ・・」

  なんとなく、「草花」と思いこみ ・・・ この辺りに出てきて咲くのか? と
  地面を撮影! という「大ボケ」だった
落葉広葉樹 高さ 5〜10m  花は3月末頃から
   最初の看板にも 「モクレン科」となっており、割合高さのある樹
    ・・ もっとも 運良く 写っているのが、「シデコブシ」でも、咲いてないと、わからない

   咲いてる時に来たいが、桜と同時期だと、忙しい
開けた所に出ると 先行する人達が大勢
    すぐ先で(御船川があり) 左折し橋を渡って 川向こうを右に向かっている
    「東海環状自動車道」の 先にも 先行する参加者さん達が
    MAPで、複雑に 折れ曲がる場所だ
橋を渡って ・・ 川沿いを戻る ・・ コンクリートのない川原は「ホタルが飛ぶよ」との話声も
更に細かく、左折→右折を繰り返す
      ・・ 前方に先行者がいて、釣られて?真直ぐ進む人も
   最後の右折で、突当たりには
「御船川橋梁跡」 ジグザグの目的地
   ・・ 「自動車道の橋桁」から 突き出たようにも見えるが、フェンスがあり、確かめられなかった

   距離的にはまだ 1/3 だが、見所は半分以上終わった ・・ 後は「枝下」と「三河御船」駅跡
次の丘を上っていく  (★1個にしては坂が多い?)
   要所には案内のスタッフさんも  ・・右側の立て看板には
    「お願い 道路未整備のため通行を御遠慮下さい:豊田市」
    日曜は、工事が休み?
「未整備道路」を通り抜け、見えて来た交差点で 右折
  交差点に近づくと、右から左へと通り抜ける、人達がいた
  矢貼りの注記に、
    「この先 枝下駅跡までは往路・復路同じ道を歩きます。
     譲り合いながらお通り下さい。」
  右折すると途端に 長〜い、下り坂
結構下ったと思った所に
  「とよた おいでんバス」 ・・停留所は「枝下(しだれ)坂上」  ・・ 「坂上」:まだまだ 下りが続く
    ・・ ここは、往復区間 ・・ 帰りは、「上り坂」
  早くも、帰っていく人達が 続々と続く
「枝下(しだれ)駅跡」 ・・ 駅跡は、整備されて公園になっていた
駅のホームで休憩する人達
   ホームの先は 矢作川が流れている
   左上の道路は、名古屋(長久手)IC.に繋がる 「猿投グリーンロード」
現在位置は @わくわく広場
  廃線となった「旧名鉄三河線」は、矢作川のすぐそばを通っていた
G 旧枝下用水路 ・・ 矢作川の中にある点線が、「石わくあと」 右端に「第2樋門」
  「枝下用水路」・・現存 用水路だけでも、充分 驚いたが (15.2.3 YRW レポ後半で紹介)
    当初は、更に遠い所から水を引いていたのに 又 驚ろかされた

  看板の説明
   「・・ 昭和4年(1929)越戸ダム完成に伴い役目を終えました。
    取水口と用水路は枝下用水の原点を垣間見る貴重な遺構です。」
   なんだか ・・ 「枝下用水」全体が不要になったようにも読める
しばらく、川原で 一服休憩し 復路に向かう

   そういえば、名鉄ハイキングは折返しで チェックポイントがあった気がするが、今回は無かった
続々と続いてくる人達とすれ違いながら、長〜い 坂を登りきって
   対面通行の区間を通過
   今度は長〜い下り坂

  ウォーキングで、ある程度のアップダウンは歓迎だが、何しろ今回は「★」
   調子が上がる頃には、「ゴールまで後1q」の案内表示
「東海環状自動車道」 帰りは来た時の 500mほど西側を通り抜けた
   下った先には、又 上り
歩いて来た、11号線から右折して 並行する348号線に向かう
   道路脇には、廃線の線路が未だ残っている
住宅と線路跡との狭い通路を通り抜けると   「三河御船駅跡」
   こちらの駅跡は、前の広場は手入れされていたが、ホームの屋根は錆びたまま
   広場を公園にしても すぐ隣に、「豊田市運動公園広場」があるため使われない?

   見るべきものも無く ゴールへ向かう
即 348号線で 猿投駅に向かう  ・・残り約2q
    一本道を道なりに ・・ 微かに下り坂 ・・ どんどん進んで 残り1q
住宅街に入って来て、スタッフさんの案内で横断歩道を渡る
   渡った先の道路を進み 猿投駅の歩道橋で駅前へ
歩道橋の先に 猿投駅 (隣で ゴール受付) 駅のホームには電車が待っていた 10:55 ゴール
  MAPに時刻表 ・・ 猿投駅発:豊田市・知立方面行き (・・ 現在は、始発駅でこの電車しかない) 
    (10時-15時) 00・15・30・45  ・・ きっちり15分間隔で案外多い
スタートの後 少し雨粒がぱらついたが、結局傘も使わずに済んだ
   昼からの雨予報で、復路はせっせと歩いた その時間は晴れて、良い汗をかいた

   「枝下駅跡」で、ゆっくりした割には 早め(?)の ゴールだった
   MAPによると、途中の信号交差点は5個所だけ

   距離はないが、見所も多く おもしろいコースだった
    ブログを見ると TWAのスタッフさんも歩いていたようだ
    そのうち このコースを取込んだ 例会があるかも
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